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令和5年11月

ご意見等 

 産婦人科に分娩のため、入院していました。
 同時期に入院されていた方について今回いくつか気になりましたの で、意見させていただきました。
 その女性は恐らく貴院で働く職員の方と思われます。(看護師の方が複数名面会にいらっしゃり、会話の内容からそう感じました。)
 まず、女性は院内使用の履物は「かかとのある履物」と指定されて いるにも関わらず「リビングで使用するようなスリッパ(赤白ボーダ)」を履かれており、パタパタ・・・と歩いていらっしゃいました。その姿は産婦人科の職員の方を始め、面会に来られた看護師の皆さんも見られていると思います。その点は誰も注意されないのでしょうか?
 他の入院患者は「かかとのある履物」という指定に対し、工夫をし真新しいスニーカーや今回の入院のためだけに購入したマジックテープの履き物、男性物の履物を履かれていました。産後は足が浮腫み靴は履きづらい、入院中裸足で生活となると靴は気持ち悪いというのは誰しもが思うことです。安全面を考慮したであろうルールを職員が平気で破る、ましてや周りで見ている同僚は誰も注意しないというのは、良い気持ちがしませんでした。
 また、その女性がナースステーションに新生児を預けており、受け取りの際、看護師が沐浴中で手が離せなかった?らしく「あ!!取っちゃって~!」と一言。その言葉で女性は新生児室?(普段は内鍵が常にかけられている状態だがたまたま開放)へ入り、自身の子供のコットを押して出てくると言うことも行っていました。取り違い起こらぬようにネームバンドの確認を行っているのに、「へー、その辺はテキト-なんだー」と、その場に居合わせた授乳中の私達患者は同じ事を思ったと思います。患者として入院しているのですから都合をお互い分かり合っているにしても、しっかり線引きするべきでは?と感じました。
 「産休を取得し、貴院で出産した職員」となると恐らく人物特定ができるかと思いますが、そのような事により、職員の皆さんへのルールの徹底、また身内だからと甘くならずに一患者として対応する(結構周りは見ています)という事を見直していただきたいと思い意見致しました。

当院の対応

 当院スタッフと思われる患者への対応が甘く、他の患者様には厳しくお願いしているルールを身内には安易に緩めてしまい、御不快な思いを抱かせてしまい大変申し訳ございませんでした。
 履物に関しては、入院時の転倒転落の説明・同意書の確認をする際に、患者様又は御家族と一緒に確認するようにしていますが、徹底されておりませんでした。身内に甘いとお叱りを受けても仕方がない状況だったと思います。
 また、新生児の取扱いはマニュアルで定め、取り違え等のないように患者様のネームバンド、ベビーコット、新生児のネームバンドで確認してお渡しするようにしています。それを同僚の職員であるから確認しなくても良いという考えで対応するのは、身内意識の問題にとどまらず、病院自ら取り違え事故の芽を育んでいるようなものであり、あってはならないことです。
 御指摘をいただいて、病院スタッフ全員で対応や接遇を振り返り、反省をいたしました。現場での馴れ合いをいましめ、どの患者様にも安心して療養できる環境を整えるようスタッフ一同努力してまいります。

 この度は、貴重な御意見をいただきありがとうございました。