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がん性疼痛看護認定看護師

髙橋 裕子(2012年資格取得)

病気を経験するとさまざまな苦痛が伴います。病気に伴う体の痛み、説明や告知などを受けることに伴うこころの痛み、家族を含めた今後の生活などに対する不安や気がかりも「痛み」として捉え相談の対象となります。これらのあらゆる痛みは病気の進行度合いに限らず、診断を受けたときから多くの方々が経験するものです。
私たちは、患者様とその家族を含めた方々が経験するつらさを「全人的苦痛」として捉えます。
がん性疼痛看護認定看護師は、診断時より患者さんとその家族の困りごとをキャッチし治療の継続や生活が維持できるように支援します。それぞれの生活や希望を支える役割を担っています。
薬物療法については医師や薬剤師と話し合い、鎮痛剤などの活用について身近な相談役となります。また、治療や療養においては日常の過ごし方や社会資源の活用も一緒に検討します。
病気を診断された本人がどのように考えているか、何を大事にしたいのかを第一に、その人らしい生活が維持され向上できるようにご家族の意向も踏まえながら皆で支援します。