メニュー

病院長あいさつ

峯 一彦

 当院ホームページをご覧頂きありがとうございます。
 昨年度は入院患者数も大きく伸び、経営改善もみられ、令和2年度はさらなる患者増を期待していたところに新型コロナ渦にみまわれました。2019年末に中国武漢で発生したとされる新型コロナウイルス感染症は年を越すとあっという間に全世界に広がりました。
 当院でもいち早く、感染管理科を中心に対策本部のメンバーを選定し、新型コロナウイルス感染症に対する対応マニュアル、更には新型コロナウイルス感染症BCP2020を作成しました。また、全職員向けに新型コロナウイルス感染症のレクチャーも行いました。
 疑い患者の検体採取、結果判明までの入院観察などもおこなっていましたので、4月7日に第1例目を受け入れた時にはさほど混乱は無かったように思います。翌日には4名の患者さんを受け入れております。結局5名の患者さんは約50日間の入院生活を送られたわけですが、患者さんのストレス同様にスタッフのストレスもかなり高かった事と思います。幸い院内感染も発生せずに患者さんが無事退院でき、スタッフには本当に感謝しています。
 新型コロナ感染症患者の入院していた4月、5月は病棟を新型コロナ専用にして、使用可能な一般病棟を減らした事や、外来受診を減らしたため入院、外来患者数が減少しました。しかし、7月になっても8月になっても患者数は減ったままです。8月までの累計で入院患者数は昨年度比で約20%減、外来患者数は14%減で医業収益は大きく落ち込んでいます。診療報酬の臨時的措置が行われますが、補填では足りないでしょう。
 新型コロナ感染症患者が入院してる間は、感染を心配する患者の心理から来る受診の抑制と思いましたが、もうそろそろ患者数が増えても良いのではないかと思います。時間外の救急患者も減りました。しかし、二次救急患者は減っていませんので、元から不要不急の一次救急患者が多かったと言うことでしょうか。
 現在日本は第2波の中、患者数はやや減少傾向にあります。日南串間医療圏においては第2波の患者発生はありませんが、病院での面会制限などの予防策はまだしばらく必要と考えます。皆さん、日常生活において3密を避け、マスク装着、手洗い、うがいを励行しましょう。
 最後に、新型コロナ感染症疑い患者のPCR検査をして頂いている南那珂医師会の先生方に感謝いたします。        

宮崎県立日南病院長 峯 一彦